1杯だけのドリップは、お湯のコントロールが難しく感じやすい工程です。今回は、一般的な小さなドリッパーで失敗しにくい淹れ方を整理しました。サーバーで75mlまで落として、お湯を150mlまで足すだけのシンプルな手順です。
結論|1杯ドリップは「半分まで落として、差し湯で整える」
1杯だけドリップしようとすると、お湯のコントロールが難しく、味が崩れがちです。サーバーで75mlまで落として、お湯を足して150mlにすると、安定して淹れやすくなります。
1杯分(150ml)を全部ドリップせず、半分の75mlだけ抽出してから、お湯で残り75mlを足す。雑味が出やすい後半の抽出を避けられて、味が安定します。
用意するもの|ダイソーでだいたい揃います
道具は特別なものを揃えなくて大丈夫です。手持ちの小さなドリッパー+ダイソーの計量サーバーで、十分試せます。
- 1〜2杯用の小さなドリッパー(手持ちのものでOK)
- 150ml目盛りつきのビーカー型サーバー(ダイソーで購入できます)
- ドリップ受け(あると便利。これもダイソーに売っています)
サーバーは目盛りがついているものを選んでいただくと、抽出量を判断しやすくて分かりやすいです。
注ぎ方|真ん中を中心に、4回に分けて
4回に分けて注いでいきます。軸は「真ん中」。動きを大きくしすぎないのがコツです。
1回目|蒸らし
真ん中めがけてゆっくり注ぎ、全体に行き渡るように軽く円を描きます。ここで粉が膨らんで、表面がテカテカします。
2回目|真ん中をキープ
また真ん中に、ゆっくり細く注ぎます。外側まで動かすとお湯が縁を伝って下に落ちてしまうので、真ん中をキープします。お湯が落ち始めたら、いったん注ぎを止めて、少しずつ。
3回目|1円玉くらいの円
少しだけ円を広げます。1円玉くらいの大きさを目安に、なるべく細く・ゆっくり。勢いよくドバッと注ぐと、粉の層が薄くなって味がブレやすくなります。
4回目|仕上げの調整
最後は調整なので、必要以上に注いでいただいて大丈夫です。サーバーが75mlまで来たらドリッパーを外します。
見るポイント|粉の表面のツヤで判断
秒数やタイマーは使わなくて大丈夫です。粉の表面のツヤを見ていただくと、次の注ぎに進むタイミングが分かります。
- 注いだ直後は、表面がテカテカしている
- 蒸気が上がる→落ち着く→気泡が減ってくる
- ツヤが落ち着いたら、次の注ぎに進む合図
差し湯|サーバーで150mlまで調整
75mlで止めたあとは、お湯を足して150mlまで持っていきます。これが差し湯です。
カップへ移すときは、勢いよくジャーっと注ぐと、サーバーの中で自然と混ざります。スプーンなどで攪拌しなくても、これで十分まとまります。
補足|1杯専用ドリッパーという選択肢も
当店では1杯専用の縦長ドリッパーも販売しています。縁積が小さく、粉の層を厚くできるのが特徴です。真ん中だけに注げば全体に行き渡るので、初めての方にも合いやすい設計です。
専用のフィルターが必要で、道具自体も手に入れにくいというデメリットもあります。基本的には、手に入りやすい一般的なドリッパーで十分美味しく淹れられると感じています。
FAQ
1杯だけのドリップが難しい理由は何ですか?
タイマーは使わなくていいですか?
差し湯はどれくらい足すのが目安ですか?
1杯専用ドリッパーは必須ですか?
細口ポットがなくてもできますか?
1杯のドリップも、半分まで落として、お湯を足すだけで安定します。お試しいただけると嬉しいです。
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