家で作れるアイスコーヒーには大きく3つの方法があります。急冷式・点滴式・水出しの3種を実際に飲み比べた結果と、店主のいちばんおすすめ「急冷式」の作り方をまとめました。特別な道具は不要、いつものドリップ+氷だけで作れます。
結論|いちばん好きなのは「急冷式」。スッキリ派は「水出し」も
3種類を飲み比べた率直な感想は、こうでした。
急冷式:いちばん濃くて香りが立つ。店主の好み。
点滴式:濃さは中間。スッキリ感もあるバランス型。
水出し:まろやかで飲みやすい。コーヒー苦手な方にも。
味の好みに正解はないので、それぞれの特徴を知っていただいた上で、ご自身が好きな方法を見つけていただくのが分かりやすいです。
3種類の違い|製法と所要時間
- 急冷式:いつものドリップで熱いコーヒーを淹れて、氷で一気に冷やす。所要時間:数分
- 点滴式:粉に水を1滴ずつポタポタ落として、ゆっくり抽出する。所要時間:約4時間
- 水出し(紳士式):水出しパックを水に浸して放置するだけ。所要時間:10〜12時間
お店で「水出しコーヒー」として出されるのは、水出しパックを使った紳士式(親戚式とも呼ばれます)が多いです。一番馴染みのある方が多いかもしれません。
急冷式の作り方|ホットと同じ手順で、氷に注ぐだけ
店主おすすめの急冷式。いつものハンドドリップとほぼ同じなので、特別な道具は不要です。違いは「少し多めに抽出する」と「氷で急冷する」の2点だけ。
用意するもの
- いつものドリッパー・フィルター・サーバー
- 豆10g(1杯分。お好みで2〜5g増やしてもOK)
- 氷(製氷機の普通のもの。多めに)
手順|抽出量だけ変える
普段ホットを淹れるときの差し湯と同じく、サーバーに氷を入れておくか、後から入れるかの2パターンがあります。どちらでも味はほぼ変わらないと感じています。
- ホットなら75ml抽出 → アイスは100ml抽出(氷で割る分を考慮)
- 豆の量は通常と同じ10gでOK(薄く感じたら2〜5g増やす)
- 注ぎ方・蒸らしの判断はホットと同じ。表面のツヤで判断
- 抽出後、熱々のまま氷の入ったグラスに注ぐ。これで完成
豆20g・抽出200mlで2倍にするだけ。同じ手順でいけます。シンプルです。
急冷式の基本的なドリップ手順は V60で1杯を淹れる記事 と同じです。あわせてご覧ください。
点滴式|ゆっくり抽出する中間タイプ
粉に水を1滴ずつ落として、4時間ほどかけて抽出する方法です。急冷式と水出しの中間のような味わいで、急冷の濃さと水出しのまろやかさを少しずつ持っています。
専用の器具(ウォータードリッパー)が必要で、初期投資が少し必要です。家で作るには手間も時間もかかりますが、「ちょっとした特別感」を楽しめます。
水出し|まろやかで作り置きできる
水出しパックを水に浸して10〜12時間置くだけ。一番手間が少なく、作り置きできるのが大きな魅力です。2日に1回・3日に1回くらいの頻度で作れば、毎日のアイスコーヒーが手間なく飲めます。
味はまろやかで、苦味が控えめ。コーヒーの強い味が苦手な方や、ブラック派ではない方にも飲みやすい仕上がりです。
水出しは抽出時間が長い分、豆の鮮度が落ちていると味に直結します。新鮮な深煎り豆を使っていただくと、まろやかな中にもしっかり味が出ます。
番外|氷出しコーヒーとコーヒー氷について
最近は「氷出しコーヒー」も見かけますが、私はまだ試していません。氷の量を正確に測らないと味がブレやすそうな印象です。
「コーヒー氷(コーヒーで作った氷)を使う」というアイデアも見かけます。確かに薄くなりにくいのですが、そもそもアイスコーヒーをゆっくり飲むことが少ないと感じています。暑い日にガブガブ飲むものなので、普通の氷で十分かなというのが個人的な感想です。
店主の優先順位
- 濃さと香りを最優先 → 急冷式
- 程よい濃さと楽しさのバランス → 点滴式
- 手間なく・まろやか・作り置き → 水出し
当店では アイスコーヒーブレンド(深煎り) もご用意していて、急冷式・水出しのどちらでも美味しく仕上がるよう焙煎しています。
FAQ
製氷機の普通の氷で大丈夫ですか?
豆は何を選べばいいですか?
水出しと急冷式、どっちがいいですか?
2杯分作るときの分量は?
なぜホットより多く抽出するんですか?
3種類どれも美味しいので、その日の気分・季節・手間のかけ方で選んでいただくのが楽しいです。店主のいちばんは急冷式。一度試していただけると嬉しいです。
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