コーヒー豆の精製方法、ウォッシュドやナチュラルって? - 岐阜県大垣市のスペシャルティコーヒー豆専門店 焙煎幸房“そら”
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コーヒー豆の精製方法、ウォッシュドやナチュラルって?
     公開日:2019年1月17日 (木曜日) 最終更新日:2023年3月6日 (月曜日)

コーヒー豆を購入する際に書かれているウォッシュド、ナチュラルって

なんだこれ?って思ったことないですか?

 

ウォッシュド、ナチュラルというのはコーヒーチェリーをコーヒー豆にするために不必要な、アウタースキン (外皮)、パルプ(果肉)、ミューシレージorパーチメント(内果皮)、シルバースキン(銀皮)、水分などを取り除く作業のことです。

この作業のことを精製と呼び、精製方法がウォッシュド、ナチュラルという意味です。

精製方法によってメリット、デメリットや味への影響が考えられます。

 

それでは精製方法の種類と違いを紹介していきます。

 

精製方法

ウォッシュド、ナチュラル、パルプドナチュラル、スマトラ式

以上4種類に分けられます。

 

ウォッシュド(水洗式)

主な工程として、コーヒーチェリーの選別→果肉の除去→発酵→水洗い→乾燥→脱穀です。

メリット

欠点豆が少なく高品質

 

デメリット

大量の水が必要

発酵させるため不備があると発酵臭や嫌な酸がでる

 

ウォッシュドは高品質というのが一般的な考えです。

6段階の工程がある手間、大量の水、専用の機械が必要となる条件があります。

 

また、地域によってミューシレージの除去の仕方が異なる場合があり、

フルウォッシュド、セミウォッシュド、ケニア式などがあります。

基本的には同じウォッシュドと思ってもらっていいと思います。

味への影響

すっきりとした酸味がでやすい。

 

ナチュラル(非水洗式、乾燥式)

主な工程として、選別→乾燥→脱穀です。

メリット

水を使用しないため、環境に優しい

水を使える環境がない場合でも、生産できる

 

デメリット

異物が混入したり、欠点豆が多い

天候に左右される

 

ナチュラルはウォッシュドに比べ工程が少ないです。

水を必要としないので小規模農家でも生産できます。

 

味への影響

酸味と苦みが穏やかになりやすい。

 

パルプドナチュラル(半水洗方法)

主な工程として、コーヒーチェリーの選別→果肉の除去→乾燥→脱穀です。

メリット

ウォッシュドとナチュラルのいいとこ取り

 

ナチュラル精製の農園もパルプドナチュラルに変更してきています。

品質向上、手間は少なくなんで、そういう流れになりますよね^^:

 

味への影響

柔らかな酸味と甘味が感じやすい。

 

スマトラ式

マンデリンで知られるインドネシア 、スマトラ島での製法。

主な工程として、コーヒーチェリーの選別→果肉の除去→乾燥→半乾きで脱穀→また乾燥です。

メリット

インドネシア に雨季がある為、乾燥時間短縮になる

 

デメリット

乾燥が終わる前に脱穀する為、豆の形がいびつになる

生豆になった状態で乾燥させる為、カビることがある

 

味への影響

独特な香りとコクがでやすい

 

いかがでしたでしょうか。

4つの精製方法を紹介しました。

 

豆選びの際はぜひ注目してみてください。

あなたの一つの基準ができると思います。

 

例えば、

エチオピア、イルガチェフェでもナチュラルとウォッシュドの2種類あったり

お店によって扱っているものも違います。

 

飲み比べてみるのも、あなたにあったコーヒーを見つける近道になるかもしれませんね^^

 

今回はここまで。

 

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