金甲山コーヒー園さんで収穫焙煎体験をしてきました!
日本では数えるほどしかないコーヒー農園、その一つである岡山県にあるコーヒー農園、金甲山コーヒー園さん。
コーヒー豆商社さんのインスタから見つけて収穫焙煎体験の申し込みをしました。
片道4時間ちょっと、往復で8時間半〜9時間ほど。
滞在時間約3時間。
日帰りというハードスケジュールで収穫、精製、焙煎までを体験してきたので、画像、動画からこんな感じで普段飲んでいるコーヒーができるんだと体感してもらえると嬉しいです!
金甲山コーヒー園さん
ビニールハウス5棟ほどの中にコーヒーの木がずらっと並んでます。
コーヒーの木
品種はレッドブルボン。
収穫
完熟したなるべく濃い赤い木の実だけを採っていきます。
木ごとに味が変わったりするので同じ木ばかりとるよりいろんな木から採るといいと言われました。
大きい農園だと区画で管理されるのでそれと同じ感じ。
金甲山コーヒー園さんだと第一ハウス、第二ハウス。みたいな感じで分けると区画分けになるのかな。
精製①
精製とは赤いコーヒーチェリーから焙煎前の生豆の状態にする工程のことです。
体験では木の板を使って押しつぶし、中身の種を取り出しました。
コーヒー豆と言いますが、豆でなく「種」です。
豆を取り出さずに赤い実のまま乾燥させるのがナチュラル製法。
実を割るとこんな感じで2つ豆が入っています。
これが1つの場合もあります。1つの豆をピーベリーと言います。
ヌメヌメしているのが分かります。
果肉はほとんどないです。
噛むと甘みを感じます。糖度の高いものだと20度以上になることもあります。
果実感というよりは花の蜜の味。学校にあったツツジの蜜の味がしました!!
白いのがパーチメント、ヌメヌメがついてる。
このまま乾燥させるとハニー製法。パーチメントは枝豆の硬い殻みたいなもの。
精製②
水に漬けて浮いた豆を除去
浮いた豆
浮いてた豆は黒くて小さい。豆になっていないです。
精製③
ヌメヌメを取ります。
ネットに入れて水の中で揉み洗い。豆同士で擦れ合うことでヌメヌメを除去します。
ヌメヌメを除去前。
コーヒーチェリーから取り出したパーチメントたち。果肉が付いてる。
このまま乾燥させるとハニー製法です。
ヌメヌメを除去後。
除去してから乾燥させるのがウォッシュド製法。
収穫焙煎体験の時間内で水分を少しでも抜くためにパーチメントが付いた状態で一度焙煎。
本来は乾燥棚などで自然乾燥させます。水分量が10%くらいになるまで乾燥です。
9分ほど焙煎し水分を抜いて終了。
機械でパーチメントを脱穀し、パーチメントを扇風機で飛ばしています。
もちろん現地ではこんなことしません!(笑)
パーチメントから取り出した生豆。
生豆がブヨブヨしてる。水分量が多いので柔らかいです。
分かりにくいですが。。。
焙煎
焙煎開始!直火焙煎で手動、手回しです。
出来上がり!!
抽出
コーヒー園オススメの淹れ方で抽出して飲んでみました!
普通に美味でした。
ちゃんと乾燥させてないし、焙煎したてだしそんなに美味しくないかなと思ってましたが(笑)
日本の国産コーヒーの勝手なイメージですが、
あんまり美味しくない。
という勝手なイメージがありました。
ふつーに美味しい!甘みも感じる。酸味の質も悪くない。
最後は小さい可愛らしい袋に余ったコーヒー豆を詰めてお持ち帰りできました。
以上、収穫焙煎体験のレポートでした!
終了後
金甲山コーヒー園のコーヒー豆を仕入れできないか聞いてみたところOKとのことでした。
価格を聞いて、正直、高っ!!!!って思いましたが、
国産コーヒーの生産量は全世界流通の0.0000001%くらい。おそらく(適当です)。
そんな国産コーヒー。一度は飲んでみたいなと思いませんか?
売るとなると当然高いんですが、日本人でも飲んだ人はおそらくそうはいないだろう。
完全無農薬で栽培されていて、収量もそんなに多くはない。
実際に採れたコーヒーチェリーからパーチメントになると量が半分になり、
されに乾燥させ生豆を取り出すとその半分くらいになり。
焙煎をすると約2割ほど目減りする。
なかなか割に合わない農産物。当然コーヒー単体だと赤字だそう。
とりあえず有料でサンプルをいただき、1キロ買ってみたいと思っています。
おそらく販売するとなると、
10g1500円くらいです。0が1つ少ない?それとも多い?(笑)
これでもあまり利益がないのだけれど、飲んでみたい方は連絡いただけると嬉しいです!
販売方法も予約制にしてある程度の販売量があったら焙煎して発送になるかと思います。
詳しくは販売が確定してからですね。
またお知らせしたいと思います。
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深煎りだけのセットもご用意してますのでどうぞ。
お客様のお声も多数いただいております。