コーヒー屋が押さえる5つのポイント|引き算で家ドリップを楽しむ - 岐阜県大垣市のスペシャルティコーヒー豆専門店 焙煎幸房“そら”
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コーヒー屋が押さえる5つのポイント|引き算で家ドリップを楽しむ
     公開日:2026年5月19日 (火曜日) 最終更新日:2026年5月20日 (水曜日)

前編では「家で測らない5つのこと」をご紹介しました。今回はその代わりに押さえている5つのポイントをまとめます。新鮮な豆・挽き立て・専用ケトル・蒸らし・差し湯。この5つさえ守れば、計らなくても美味しく淹れられます。

結論|押さえるのは「足し算」より「引き算」で5つだけ

コーヒーの世界には「これも必要、あれも必要」という足し算の話が溢れています。私は逆で、必要なものといらないものを分けて、本当に効くポイントだけ押さえるようにしています。それが今回ご紹介する5つです。

先に結論

新鮮な焙煎豆 → 挽き立て → 専用ケトル → 蒸らし → 差し湯。この5つを押さえれば、計器なしでも美味しい1杯になります。


ポイント①|焙煎したての新鮮な豆を使う

道具・腕より、豆の鮮度が一番効きます。極端に言えば、豆さえ良ければ多少雑に淹れても美味しく感じやすいです。初心者の方ほど、まずは新鮮な焙煎豆を選んでいただくのが近道です。

気をつけたいこと

「焙煎日」が記載されている豆を選んでいただくと安心です。焙煎日から1ヶ月以内が、美味しく飲める目安です。


ポイント②|入れる前に豆から粉にする

コーヒー豆は鮮度が命。粉にすると空気に触れる面積が一気に増えるので、香りも風味も急速に落ちていきます。淹れる直前に挽くだけで、味の濃さも香りも別物になります。

  • 豆のまま買う → 飲む直前にミルで挽く
  • 挽いた粉を1週間保存するより、豆のまま1ヶ月置いた方が美味しい
  • 家庭用の手挽きミルでも、十分効果がある

ポイント③|コーヒー専用のドリップケトル

道具の中でこれだけはあった方がいいのがドリップケトルです。注ぎ口が細いケトルなら、細く・ゆっくり注げます。粉の真ん中にきれいに落とせるので、味のブレが減ります。

普通のケトルだと、お湯が一気にドバッと出てしまって、粉の層を崩しがちです。それだけで味がブレる原因になるので、ここは設備投資する価値があります。


ポイント④|蒸らしをしっかり|表面のツヤで判断

蒸らしは「準備運動」。ここが整っていると、後の注ぎが多少雑でも味が崩れにくくなります。秒数は計らず、粉の表面のツヤを見て判断します。

  • 蒸らし直後:表面がテカテカしている
  • 蒸気が上がる → 落ち着く → 表面のツヤが消えてくる
  • ツヤが落ち着いたら、次の注ぎへ進む合図

ポイント⑤|差し湯で仕上げる

最後に差し湯で量を整えます。たとえば2杯分(300ml)を作るなら、ドリップで150mlだけ抽出して、残り150mlはお湯を足す。これで雑味・えぐみが入らず、すっきり美味しく仕上がります。

差し湯について「薄くならないの?」というご質問は多いです。詳しくは こちらの記事 で解説しています。


5つのおさらい

  • ① 新鮮な焙煎豆を使う
  • ② 飲む前に豆から粉にする
  • ③ 専用のドリップケトルを使う
  • ④ 蒸らしをしっかり(ツヤで判断)
  • ⑤ 最後に差し湯で量を整える

この5つを押さえていただくだけで、毎日のコーヒーがすごく美味しくなると思います。


足し算より引き算|気軽さを大切に

コーヒー屋さんの中には「これも必要、あれもやってください」と足し算でお伝えする方が多いです。私は逆で、「これはいらないですよ」と引き算でお伝えることが多いです。

そらの考え方

必要なものは必要、いらないものはいらない、ときちんと分けて考えるのが大切だと思っています。気軽に楽しんでいただけたら何よりです。


FAQ

5つすべてやらないと美味しくならないですか?
いえ、5つすべてが揃わなくても美味しく淹れられます。ただ、特に効くのは ①新鮮な豆②挽き立て。この2つだけでもまず試していただけると、変化が分かりやすいです。
ドリップケトル、おすすめはありますか?
注ぎ口が細くて、ある程度の重さがあるものが安定します。ホーロー製でも、ステンレスでもOK。詳しくはLINEからご相談いただけると、お悩みに合わせてお答えできます。
蒸らしのツヤって、どう見分けるんですか?
注いだ直後の表面はテカテカ。30秒くらい待つと、テカリが減って、もこもこと膨らんだ膜が少し落ち着いてきます。それが目安です。動画で見ると分かりやすいので、店主のYouTubeも参考にしてみてください。
差し湯のやり方は?
2杯分300mlなら、ドリップで150mlまで抽出してドリッパーを外し、お湯で残り150mlを足します。詳しい手順は V60で1杯を淹れる記事差し湯の理由 でも紹介しています。
家で測らない5つって何ですか?
前編で詳しくまとめています。豆量・温度・タイマー・蒸らし秒数・お湯量、ぜんぶ測っていません。前編記事はこちら

足し算より引き算。家のコーヒーは気軽に、楽しく。新鮮な豆と挽き立て、専用ケトル、蒸らし、差し湯。この5つだけ覚えていただけたら、もう十分美味しく淹れられます。

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