今日は、粉の表面をへこませた方がいいのかどうかを、簡単に解説してみたいと思います。
結論|へこませるだけなら大きくは変わらないが、目印にはなる
指やスプーンで粉の表面を軽くへこませてから淹れる入れ方があります。個人的には、へこませる程度であれば味自体はそこまで大きく変わらないかなと思っています。ただ、最初にお湯を注ぐ位置の目印になるので、注ぎ始めをミスりにくいというメリットはあります。
「かもめ食堂」のおまじないを思い出しました
この入れ方を見て、映画『かもめ食堂』を思い出しました。作中で、コピ・ルアクという逆さコニカルのコーヒーを淹れるシーンがあって、真ん中を指でちょっとへこませながら、おまじないのようなことをする描写があったと記憶しています。それを真似したことがある方もいるかもしれません。
ちなみにコピ・ルアクは、ジャコウネコの糞から採れる高級コーヒーの名前です。
実際にへこませて淹れてみました
今日はこの方法で実際に淹れてみました。真ん中にお湯が溜まって、そこから少しずつ広がっていく感じです。
個人的には、豆が膨らむことで自然に広がっていくので、へこませなくてもいいんじゃないかなと思うのですが、調べてみると、粉の上の部分と外側とでお湯に触れている時間が違う、という理由もあるようです。表面や中心・外側で抽出のムラができるので、それを均すためにへこませたり、回したりする入れ方があるとのことでした。
2投目以降で「ぐるぐる混ぜる」入れ方も試してみました
蒸らしのときにへこませるというより、2投目・3投目のタイミングで、最初からフラットな状態のままお湯を注いで、スプーンなどでぐるぐる混ぜるように淹れる方法もあります。
今日はこれも試してみました。注いでから回してあげると、より全体にお湯が行き渡る感じです。もちろんドームは崩れてしまうのですが、ドームが落ち着いてフラットになった状態で、均一にお湯に触れているような状態になります。
ただ、こうやって回すと抽出のスピードが変わってしまうので、正直「やってもやらなくても」くらいの感覚です。ドームがもこもこ膨らむ様子をちゃんと楽しみたいという方には、あまり向かない入れ方だと思います。浅煎りの場合は膨らみが弱くすぐ水位が上がることがあるので最後に少し回すことはありますが、深煎りの場合はもこもこ具合を楽しみたいので基本的にはやりません。
実際に回して淹れてみた感想(深煎り)
今日はたくさん回したりして淹れてみたのですが、飲んでみると、なんかいつもと違うような気がしました。もしかしたら、深煎りにはあまり向いていない方法かもしれません。
浅煎りで回したときは、そんなに変な感じはしなかったのですが、深煎りだと馴染みすぎるのか、いつも飲んでいる感じとはちょっと違う印象でした。濃いわけでもないけれど、味わいが少しぼやけているような感覚があったので、焙煎の度合いによって向き・不向きがあるのかもしれません。淹れ方と焙煎度の関係はコーヒーのドームを崩すな、は本当?|浅煎りと深煎りで違う入れ方でも触れているので、あわせてどうぞ。
ただ、単純に表面をへこませるだけで、回したりはしない場合は、そこまで大きく変わらないと思います。今回味の印象が変わったのは、回したりいろいろ試したことが大きいかなと思います。
まとめ
- 粉の表面をへこませる入れ方は、抽出ムラを防ぐ意味があると言われている
- 個人的には、へこませる程度では大きな違いは感じないが、注ぎ始めの目印にはなる
- 2投目以降でぐるぐる混ぜる入れ方は、抽出スピードや味わいが変わりやすい
- 深煎りでたくさん回してみたところ、味がぼやけた印象になった(浅煎りではあまり気にならなかった)
- 豆や好みによって使い分けてもらうのがいいと思う
FAQ
Q. 粉の表面をへこませると、確実に美味しくなりますか?
Q. かき混ぜる入れ方は誰にでもおすすめですか?
Q. コピ・ルアクとはどんなコーヒーですか?
いろんな入れ方があるので、まずは基本の淹れ方をベースに、気になる方法を少しずつ試してみてもらえたらと思います。
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